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そこで目が覚めた。
夢であって欲しいという俺の願望は崩れ去った。
その冬、同じ情景でじいちゃんが死んだ。ただ一つ違うのは、ばあちゃんにではなく、俺にだった。
「ありがとう。ありがとう。」って、何回も伝えようとしてくれた。
葬式のとき、俺はじいちゃんにちゃんと「ありがとう」って伝えられた。
それが俺の予知夢を見るようになった始まりだった。
それ以来、両親を大事にするようになり、大切にするべきモノも増えた。
予知夢で有っても無くても、多くは望まないようになった。
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