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無邪気にはしゃぐルージュにトークンは急ぐのではないのかと聞くと今まで忘れていたみたいで慌ててキリトの手を引いた。
「ごめんね、トークンさん長が待ってるんだった」
苦笑いのまま気にしないでと言う素振りで2人を見送った。
キリトは自分より背の低いルージュに前のめりにされながら引っ張られていると時々足をつまずきそうになる。
そんなキリトを急かすように早く、早く、と更に手を引く。
何度も転けそうなのを回避しながら着いたのは里に来て1番最初に来た家。
ルージュと2人で行動するようになってからルークの顔を見ていない。
「さぁ早く入って?長が待ちかねてるわ」
ドアの前に立たされ、押し込まれるように部屋の中に入れられてしまった。
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