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とある寒い冬の夜の街
やはり冬という事もあり、外は凍える程に寒かったが街や人の輝きが眩しく暖かかった為、余り寒さを感じずにいた。
だが今日は何かが違っていた。
いつもより寒く、…胸が痛かった。今までにない程に痛かった。
何故胸が痛いのだろう。
何故俺はココにいるのだろう。
さっきからそればっかり考えていた俺だった。
播「……何であんなに怒ったんだろ、…天満ちゃん。」
俺の口から零れる言葉は天満ちゃんの事ばかりだった。…情けねぇ、…嫌われたって言うのに、まだこんなに立ち直れ無いなんてな。
?「そんな事はありませんよ。…あれは仕方の無かった事ですから。」
播「……!!」
俺はその声のする方えと視線を変えた。周りはいつの間にか真暗になっていて、人所か街すらない虚空に俺は一人立っていた。
?「おや?…怯えていらっしゃるのですか?そう怖がる必要はありませんよ。」
播「…隠れてないでとっとと出て来い。」
俺は少し落ち着きながら声の主を呼んだ。
?「これは失礼。自己紹介が遅れましたね。」
そう言って表れたのは…(-"-)
ラ「私は道化のラプラスの魔、っと言います。」
タキシードを着た…(-"-;)
ラ「…ん?…どうかなさったのですか?」
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