プロローグ

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何処にでもある賑やかな商店街。 しかし、そんな商店街を少し外れると華やかな雰囲気は無くなり、怪しげな店が連なる。 辺りは常に薄暗く、ゴミが散乱していて、風俗や麻薬、人身売買…などといった商売が平然と行われている。 まさに無法地帯だ そんな無法地帯に似つかないような二階建ての洋館がひっそりと佇んで独特な雰囲気を漂わせており、その洋館には“時間屋”という看板が掛けられいてる。 キィッと扉が開き店の中から金色の髪を肩まで伸ばした少年が出てきて、ドアに掛かってる札をクルリと裏返し、再び店の中へと姿を消していった。 ―開店の時間だ―
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