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。。-春-。。
ここ、桜坂東第3高校は男子3割女子7割を占める元女子高。
今年度から共学になったのだ。
共学になって喜ぶ女の子達。
しかし、、、
新学期から、3ヶ月たった今も、一人だけ全く喜ばず、今にも死にそうに真っ青な顔をして悩んでいる女の子がいた。
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「ちょっと、優沙?大丈夫?」
「だッ…大丈夫なわけないぢゃないッ!!?共学になるですッて?私ゎ何の為に毎朝2時間もかけてこの高校に通ってると思ってるのよ-!?
そう、それゎ男がいないから。。なのに…共学だなんて-…。。」
そう、この大袈裟なまでに泣き叫ぶ女の子。
この子が未だに現実を受け止められない女の子。
笹垣優沙だ。。
「もぉ-。優沙、ここ3ヶ月ずっとそればっか、、。仕方ないぢゃん?もうそろ現実受け止めなきゃ?」
優沙をなだめるこの女の子は、秋穂花(あいお はな)
二人は幼稚園の頃からの大の仲良しなのだ。
「花ァ-…そんな簡単に言わないでょ(泣)花だってわかってるでしょ?私が男が大ッ嫌いだって事。」
「わかってるけど-…
そんな嫌う必要ないぢゃない?
優沙可愛いし、モテるんだからいいぢゃない??
まッ、私の次にだけどね-(笑)」
「そんなの全然嬉しくないよ-(泣)
私は、花と違って男好きぢゃないの-。
寧ろ嫌いなの-。
そんなん迷惑だァ-(泣)」
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