号砲

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青山大樹は当時のことをこう振り返る。 「まず、スタートからずば抜けて速かった。誰もついてけない。 そんときあいつらの周りに……あの…なんだっけ……こうモヤモヤって。 そうシンキロウ!蜃気楼が見えたんだ。 なんでだろうな? あそこだけ熱かったのかな、なんて。 でピストル鳴らしたら一瞬でピューって…… ハァ~……風だったよあいつらは、もうね。 あんときの記録? あぁ………健太が4分18秒で稜が4分15秒だったよ。 もうさ、いや、笑うしかないよな、実際よぉ。」
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