時間を金に変える赤西

10/17
前へ
/33ページ
次へ
何か居る…   赤西は人の気配を感じた。   客が退場したあとの劇場に誰か居るという事はありえない。   ましてや、誰か居るという事はありえないのである。   「けけけ、ちまちま映画館で働くとは赤西も丸くなったな」   背後から声が聞こえた。   赤西「誰だ⁉」   「俺を忘れたとは言わせねえぞ。俺だよ。」   声の主は遂に姿を現した。   赤西「お…おまえは…誰だ?」   知らない奴だった。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

40人が本棚に入れています
本棚に追加