2人が本棚に入れています
本棚に追加
「10階から天使が墜ちた日」(詩:グロ注意)Aコース様より拝借
それは、理由も些細な喧嘩。
ただ、君の言葉に刺があって
それが僕のカンに障っただけ。
いつもなら、ごめんの言葉が出てくるのに
何故だか今日は言葉が止まらず、
口をついて出た言葉は
「大嫌い」の一言。
それから、
「死ね」という軽々しい言葉。
締めくくりは
「お前なんかを好きになったのは間違いだった」なんて、思ってもない言葉。
飛び出す彼女を追い掛けようとはしないで、ただ呆然と開けたままの扉を見つめた。
あぁ、謝らなくちゃ。
今はまだちゃんと謝れそうもないから、明日。
明日の朝
彼女に謝ろう。
ちゃんと、好きだって。
ちゃんと、愛してるって。
朝、彼女のマンションに行くと人だかりが出来ていた。
飛び降り自殺らしい。
やじ馬のすき間から見えた死体の姿には、見覚えがありすぎた。
昨日、彼女が着ていた服と全く同じ。
僕は、人波を掻き分けて警察の制止も聞かずに死体へ駆け寄った。
あぁ、なんで…?
(それは僕の最愛の天使が10階から飛び降りた日)
***
死ネタはちょいグロくなってしまいますorz
最初のコメントを投稿しよう!