第一幕

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「10階から天使が墜ちた日」(詩:グロ注意)Aコース様より拝借 それは、理由も些細な喧嘩。 ただ、君の言葉に刺があって それが僕のカンに障っただけ。 いつもなら、ごめんの言葉が出てくるのに 何故だか今日は言葉が止まらず、 口をついて出た言葉は 「大嫌い」の一言。 それから、 「死ね」という軽々しい言葉。 締めくくりは 「お前なんかを好きになったのは間違いだった」なんて、思ってもない言葉。 飛び出す彼女を追い掛けようとはしないで、ただ呆然と開けたままの扉を見つめた。 あぁ、謝らなくちゃ。 今はまだちゃんと謝れそうもないから、明日。 明日の朝 彼女に謝ろう。 ちゃんと、好きだって。 ちゃんと、愛してるって。 朝、彼女のマンションに行くと人だかりが出来ていた。 飛び降り自殺らしい。 やじ馬のすき間から見えた死体の姿には、見覚えがありすぎた。 昨日、彼女が着ていた服と全く同じ。 僕は、人波を掻き分けて警察の制止も聞かずに死体へ駆け寄った。 あぁ、なんで…? (それは僕の最愛の天使が10階から飛び降りた日) *** 死ネタはちょいグロくなってしまいますorz
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