ネトゲータウン

2/8
前へ
/128ページ
次へ
2007.1.15   僕はネトゲータウンという携帯SNSサイトに登録をした。   そこは800万人もの人達が住むネットの世界。 アバターや日記、サークルに入って雑談。 最初は暇潰しには調度いいくらいの気持ちで登録した。 ハンドルネームはスピ。    その頃の僕はリアルの世界でのモヤモヤに嫌気がさしてたんだ。   「サークルかぁ・・・なんか入ってみようかな。」   スロットやパチンコの好きだった僕は、主催者ケンジのパチンコスロット好きサークルに入会した。   そこはまさにネット世界。   入り込めない雰囲気満載で、ネット特有の叩きや釣りと言われるスレッドの乱立。   「なんだこれ、こいつらなんでこんなに荒れてるんだ・・・」   『おまぃなに言ってんの?そんなのあるわけ茄子』 『ウハァ(゚o゚)馬鹿一確』『タヒねタヒねタヒねタヒね』     「なんか気持ち悪いな・・・これ、書き込みなんかしようもんならどうなるかわからないな・・・」   入会はしたものの、なんだか殺伐した雰囲気に馴染めずにしばらくはROMと言われる覗きに徹していた。   次の日も次の日も 叩きや釣り、暴言の吐合いは止むことはなかった。   「こいつら、飽きもせず毎日毎日・・・ダメだ、一言言ってやりたい。」   スピ『ネットだからって、そんな言い方はない。相手も感情があるんだから。』   すぐにレスは返って来た   チュハン『誰?お前?感情とかキモいんですけど』   シュウ『おかしなこと言ってる椰子に優しさなんて必要ないんだよwww』   スピ『それでも画面の向こうには同じ人間がいるんだから・・・』   (´・鷲・`)『キンモー(゚д゚)』   「ダメだ・・・・頭痛くなってきた」   それが僕の初めてのネットでの書き込みだったんだ。  
/128ページ

最初のコメントを投稿しよう!

378人が本棚に入れています
本棚に追加