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(´・鷲・`)『wじゃ絶対ゆるさねぇ』
突然立ったスレッド。
友達になった(´・鷲・`)が、会社の薬品で顔に大怪我を負ったんだ。
その怪我を負った日記には(´・鷲・`)の写メールも載っててね。
みんなのコメントに混じって一人。
『死んじゃえば良かったのにwww』
「なんじゃこいつ!無神経すぎる!冗談でも笑えない!」
集団叩きが始まった。
なんだか、ネットだからって好きなこと言って、それが誰かを傷つけたり、嫌な気分にさせるようなことだったら、怒られたり、叩かれてしまっても仕方ないんだって思った。
そりゃ暴言に暴言で返したり、叩かれて逆に怒りだす人もいる。
ネットの世界もリアルの世界も変わらない。
やっぱりマナーやルールは必要だった。
「ケンジサークルのみんなって団結あるなぁ。ていうか鷲、写メ載せるとか俺には出来ない。」
それまで怖い奴って思ってたケンジサークルの人達ともっと仲良くなりたいって思った。
スピ『今付き合ってる人と家を出ようと思ってる。』
ある日立てたスレッド
『親は?』
『駆け落ちってこと?歳いくつだっけ?』
スピ『今27で、親に彼女とのこと反対されてて、二人だけで生きて行こうと想う』
『ガンガレ!』
『いや、いかんでしょ!親は大事』
『スピ考え直せ』
スピ『でも、そうでもしないと付き合ってはいけないから』
『いや、ダメだよ!』
『辛いかもしれないけど、親を説得しよう』
スピ『う~~~ん』
真面目に悩んでた。
本当にどうしたらいいかわからなかったから。
逃げたかった。
親と彼女の気持ちに挟まれて、なにも行動に移せない自分。
「俺って情けねぇな・・・」
ネットの中ではハツラツ。
リアルの世界ではだんだん病んできていた。
「晃ちゃん、いつから一緒にいられるの?」
彼女は何度も聞いて来た。
「ん~~~、お金もうすぐ貯まるから、そしたら行こう。」
なんでこんなこと言ったんだろう。
どうしたらいいかわからない自分だったのに。
まだまだ答えなんて出てなかったのに。
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