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「あら、これわたくしですわ」
見開きに載っている、神々の絵を指し、ほんわかと言う。
「そこじゃないっ!こっち!!」
イライラしながら、次のページを指す。
そこに載っている絵は、かつて栄えていた都の成れの果て。
「…これは…」
瓦礫と、枯れ果てた土しかない大地。
今は海に囲まれた、無人の島。
「わかる?これが、かつてガイアがあった…とされる場所の今の姿!ついでに、今は『ダウィス島』って呼ばれてんの」
「…そんな…まさか…」
やっと、アイラの言葉が真実かもしれないと思い始めたのだろう。
震える手で、本を掴む。
「では…では、アーティファクトは!?他の神たちはどうなったのですか!?」
半狂乱になりながら、アイラに掴みかかる。
「ちょっ…落ち着きなよ!!」
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