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「その言葉…信じていいんだね?」
「もちろんですわ!都の財を守るのも、わたくしの仕事でしたから」
「うっしゃぁっ!」
ガッツポーズをし、アイラはガバッと立ち上がった。
「そーゆーことなら(お宝のために)あんたをダウィス島まで連れて行こうじゃないの!」
「ほ、本当ですか!?」
「おうよ!女に二言はない!!」
どこまでも現金なアイラだった――。
さて、旅立つにも準備がいる。
残ってる食材を売り払ったり、畑を整理したり…。
細々とした準備を整えるのに、2、3日かかった。
その間、ヘスティアは当然アイラの家に泊まり、ぽつぽつと、文献には載っていないような話を、アイラに聞かせてやった。
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