第1章 空から舞い降りた女神①

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「ちょっ…なっ…はぃぃぃっ!?」   突然の過激なスキンシップ(?)にアイラは混乱する。   頭は真っ白になりつつも、無理矢理女性の体を自分から引き剥がした。   「なんなわけ!?」   そんなアイラにはお構い無く、女性ははしゃいだ声で言った。   「わたくしです…ヘスティアですわ!お忘れですか?『ガイア』の守護を司る神・ヘスティア。あなたは間違いなく、戦の女神・アテナ様です!」   アイラの頭上に、クエスチョンマークが20個くらい浮かび上がった。   ガイア。 ヘスティア。 アテナ。   もちろん、知らない言葉ではない。   ただどう考えても、自分と繋がらないのだ。   「『ガイア』って…失われた古代都市のことでしょ?」 「…失われた?」   きょとん、とした顔でヘスティアがおお無返しに言葉を返す。   「ガイアがあったとされる場所は、今遺跡かなんかになってるはずだけど…」 「いやですわアテナ様ったら!ご冗談ばかり!」   ヘスティアが、夫婦漫才かのようにアイラを叩く。
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