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誕生
『あっなんか、光が大きくなって来た。出口かな?』
向日葵の道をずっと歩い行く。段々と意識が朦朧として来た…。
ふと気付いた時には、海の中で泳いでいた。〔でも何だかせまいなぁどうしてだろう?
体も小さくなってるし…。ここは、何処だろう?〕
『赤ちゃん、私がママですよ、聞こえるかな?』
〔優しい女の人の声、誰だろう、懐かしい様な?〕
『パパだよ。聞こえるかぁ?早く出ておいで。』
〔誰だろう?でも、この二人は、私の大事な人になりそう。〕
その後に…。
〔もう出る時間だよ。準備をした方が良いよ。〕誰か解らないけど私に囁き掛けてきた。
その瞬間息が苦しくなった。私は、意識を失っていた。狭いトンネル…体が自然に運ばれて行く…。
『苦しいよぉ…』
何処に居るのか、解らなかったけれど、回りは、凄く明るかった。私は、その瞬間大きな声を上げていた。
『おぎゃぁ、おぎゃぁ。』
私の顔見ながら、女の人は、涙を流していた。白い服を来た人が、私を抱っこしながら
『可愛い、女の子ですよ。おめでとうございます。』
白い服を来た女の人は、にこにこ笑っていた。
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