幼児期

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幼児期

相も変わらず、健康に過ごしていた。ある日、二階で遊んで居た私は、階段から転がってしまった。下に居た母が、慌てて駆け寄ろうとした瞬間奇跡が起きたのだ。 私の体は、ふわっと階段下にあった。洗濯機の籠の中にすぽっと入ったのだった。 母は、慌てていたが、私が籠の中にすぽっと入った姿を見て笑っていた。 『稜子ちゃん大丈夫?びっくりした。体は大丈夫かしら?あらっ笑ってるわね。でも、念入りに病院行って見て貰いましょうね。』 私は、母の笑顔が目の前にあったせいもあって、思いっきり笑っていた。 その後、病院に行ったら、父も会社から慌てて、駆けつてくれた。息を切らしながら…。 『稜子大丈夫か?怪我ないか?先生大丈夫でしょうか?頭とか打ってませんか?』 父の目は、涙目になっていた。私は、大丈夫だよって、笑顔で父に笑い掛けた。 『大丈夫ですよ。レントゲンも撮りましたが問題ありません。稜子ちゃん元気ですし、心配いりません。』 私は、先生に抱っこされながら、にこにこ笑っていた。 『稜子ちゃんパパとママに心配掛けないでね。』 看護師さんも抱っこしてくれた。
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