幼児期

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病院騒ぎも収まって、私は、毎日ママと楽しく遊んで過ごしていた。そんなある日、夜何時もの様にパパとママに挟まれて寝て居ると、ママがなんだか、具合が悪そうだった。次の日も、又次の日も、日に日に、痩せて行くママが可哀想で心配で仕方無かった。 そして、ある日ママと私は、病院に行った。私は、看護師さんに抱っこされていた。 ママが小さい部屋から出て来て、先生と話をしていた。 『おめでたですよ。今5ヶ月に入っています。』 ママは、笑顔だった。私は、それが嬉しかった。 『やっぱり、そうでしたか。有難う御座います。』 『まっ2回目ですから、余り心配ないですからね。赤ちゃんも元気ですよ。ほらっぐるぐる動いてる。稜子ちゃん弟か妹だよ。見てご覧。』 先生は、私に見せてくれた。〈先生、私まだ赤ちゃんですけど…。(笑)〉 先生も喜んでくれていた。 その夜、ママは、パパに報告。パパは、大喜びで、 『稜子、妹かな?弟かな?稜子は、どっちが良い?』 パパ迄赤ちゃんの私に聞いていた。私は、にこにこ笑っていた。
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