山をこえて

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朝刻になったところを見計らい、赤鬼の羅刹は村へ向かうのであった。   赤鬼「昨日散々考えたんだ、なんとかなるさ。まずは手始めに挨拶をしようかな」   誰かいないかと赤鬼の羅刹は辺りを見渡した。   赤鬼「あれは…ちっこい子供たちが集まってるぞ。早速挨拶してこよう」   赤鬼の羅刹は嬉しさでワクワク。 しかし、現実はそんなに甘くはなかった。   子供たち「ぅわあ!!お、鬼~!助けてぇ~食べられるぅ~」   赤鬼「待ってょ、何で逃げるの?ねぇ…」   村人A「鬼じゃぁ!みんなぁ鬼が来たぞ!!」 村人B「子供等を隠せぇ!男たちは武器もって集まれぇ。力を合わせて退治じゃ!!」
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