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子供「おがぁぢゃ~ん」
赤鬼「待てよ?いきなり話しかけたら昨日の二の舞だ」
赤鬼の羅刹は少し離れた大木の後ろから顔を出して子供に問いかけた。
赤鬼「…道に迷ったの?」
子供「ひっ?!」
赤鬼「怖がらなくてもいいよ。なんにもしないから」
子供「ぐすん…ぅ、え?…ほんとに?」
赤鬼「本当に。隣へ行ってもいい?」
子供「うっ…ん」
赤鬼「迷子になったの?」
子供「迷子じゃ…なぃ、おかぁちゃ、んが…いなくなった」
赤鬼「迷子か…わかった!僕がおかぁちゃんを探してあげる!その代わり、友達になってね」
子供「…わかった」
赤鬼「君の名前は?」
子供「タケル」
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