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いかにも王様みたいな服装の王様が言った。
「おお、剣士アルカモナズよ!
一刻もはやく憎き魔王を倒してくれ!
イカリングフライのためだけに世界を滅ぼされるなど、あってはならない事だ!」
「はぁ…
分かりました、では討伐に向かいます。」
実は私は『いかりんぐふらい』と言うものを知らない。
もしや伝説のお宝か何かなのだろうか?
とにかく、人の世の平和を乱す奴を放っては置けない。
私は魔王を倒すことを決意した…
「ではそなたに装備一式を授ける!
余り広くない世界だが、武器の耐久度には気を付けるのだぞ!」
…耐久度?なんだそりゃ。
そう言えばさっき買ったショートソード、60回ぐらいデク人形を斬ったらいきなり折れたっけ…
「ところで王様。
そのグレートソード、かなり年季の入った逸品の様ですが…?」
訪ねると王様は嬉しそうに語りだした。
「流石名高き剣士アルカモナズ!
このグレートソードはワシが若い頃に使い込んだ品でな…
耐久度はもって『8』だろう。」
…バカな!
耐久度8と言うことは、およそ8回攻撃に使えば壊れる、という事だぞ?
まさかそんな剣1本で魔王を…!?
「では頑張るのだ、剣士アルカモナズよ!」
マジかよ…
◆グレートソード[8]を手に入れた!
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