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あの夜
君と見上げた星空は
いつもよりも
綺麗に見えた
【あの星好きなの】
そう言って
君が指差す先に
光輝くオリオン座
7つの光が
夜空を生きる
俺達に
その存在を示しながら
ゆっくりと
闇を移動する
【綺麗だね】と
俺に微笑みを向ける
君の頬が
とても可愛く思えた
大地に光が届くまで
どの位の時間が
掛かったんだろう
すごく長いこの距離を
どれだけ強く
輝いているんだろう
お前から見たら
俺達なんて
本当にちっぽけな
存在なんだろう
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