序章

2/4
前へ
/182ページ
次へ
-俺、リュウは今年で15になった… だが俺には親は居ない、俺が8つの時に爆発事故に巻き込まれ俺を庇い死んだ… それ以来俺は一人独学で剣を学び、傭兵紛いの仕事をしていた親父の残した刀と陰陽術師だった母さんが残した数々の術符を使い 小さな頃から危ない仕事を引き受け、食いつないで来た 15歳になった今も変わらずに同じ様な危ない仕事で食い繋ぐ人生を送っていた これからもそう生きて行くのだと思っていた 今日も知り合いの爺さんから回って来た野良狼の退治をこなし、少ない報酬金と食料のパンと水を貰い、何時も使っている寝ぐらの洞穴に向かって歩いていた-
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4811人が本棚に入れています
本棚に追加