愛する人

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キミが僕に笑いかけてくれる度に僕はうれしくなる。   けど決してキミに僕の想いが届く事はない。   そして伝わらない。 伝える術も思い付かない。   どうしてキミの近くにいるんだろう。 離れる事もできない。   生まれてからほとんどの時間をキミの近くで過ごした。 テレビを見て、本を読んで、友達呼んで…   笑って、泣いて、怒って…   全部見てきた。   でも、キミと一緒にできる事は何一つない。 話す事も、歩く事もできない。 キミに触れられる事はあっても触れる事はできない。   ただ…   空の太陽を見上げてるだけ。   どうして空を見上げてるんだろう。   けどこの太陽ももうすぐ見れなくなる。   キミという太陽も見れなくなる   所詮僕の命はこの夏が終われば…   だって…   僕は向日葵なのだから。
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