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「宮脇さん、たぶんガールズトークに夢中で掲示板見てないんだと思います。私、呼んできますね」
「ガールズトーク?なにそれ。・・・若い子でもないのに?」
「ガールズトークに年齢なんて関係ありませんよ」
首を傾げる先生に笑みを向け、私は診察室の扉から待合いホールに出た。
待合いの椅子に座る患者さん達に視線を巡らせ、宮脇さんの姿を探す。
目に止まったのは、フロアの一番端っこに座る3人のおば様の姿。
・・・いた!宮脇さん!
私は足取りを速め、3人仲良く話をしているおば様方に近づいた。
「こんにちは。お話が盛り上がってるところ失礼します」
私はニッコリ笑いながら宮脇さん、梅田さん、酒井さんに声をかけた。
「あっ、櫻井さんこんにちは。今日も元気そうね」
酒井さんが笑う。
「あら、櫻井さん髪切ったのね。ショートも可愛いじゃないの~。私も夏らしくバッサリ切ろうかしら」
梅田さんが自分の髪を触りながら声を弾ませた。
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