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「丸山は?」 ようやく俺に意識が向けられて、俺は今まで放置されていたことに少々眉を寄せながらベッドに近付いて、ひなたの手を引くと抱き寄せた。 「………丸山ー?」 不思議そうにひなたが首をかしげ、俺を見上げる。 「………良かった、」 無事で。 そう付け加えて、より一層強く抱き締めた。 「……心配せん訳、ないやろ」 「…うん、ごめん」 きゅう、と俺の背中に回された手に力が入るのを感じた。          
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