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亮ちゃんとたつよしが俺に気を使って病室を出ていくのが目の端に映った。 「………ほんまに何ともないんやな?」 暫くお互いに黙ったまま抱き締め合った後、俺が腕の力を緩めて確認するように問うとひなたはうん!と頷いた。 「吃驚するくらいね!検査もささっとパスしちゃった」 頑丈に生まれたよ、とひなたは腕の中で豪快に笑い、急に止めたかと思うと心配ありがとね、と小さく呟いた。 「……あたりまえやん、ひなたは俺の彼女なんやから」 「…そーだね、うん」 でもありがと。 ひなたが微笑うと同時に、ドアがノックされた。          
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