携帯の機種変更

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『人間、誰にでも間違いはある』…ということを彼だって知らない訳ではないのだ。要はその間違いに気が付いた時の対応だ。立場上、間違いをすぐに認めてはいけない人だったり、素直にすぐ謝罪出来ない事柄だったり、謝れない性格の人だったり、事情はいろいろある中で私の少ない経験から言えることは…中途半端な誤魔化しや、後手に回るとロクなことがないということ。例えばイ〇ンで聞いた逆の話。レジの子が、ヨーグルトを買ったら値段が高かったとお客に言われ、レジでバーコードを再度通して確かめた。レシートの金額と同じだから合っている。お客が他の商品と金額を見間違えたのかと考え、説明する為にお客を伴って売場へ行った。するとそこにはお客のいう安い金額のポップが立っていた。「ほら、この金額じゃない」とお客はいう。よく見ればそのポップは昨日までのセール用ポップで店側が撤去し忘れていたのがわかった。昨日までそのヨーグルトは安かったが今日は定価に戻っている。上の者が呼ばれた。その結果「このポップを見てお客様が買われた以上、この金額で販売させて頂きます」となり、お客は納得した。もちろん、ポップは直ぐ様下げられた。このイ〇ンの判断は的確で素早い対応だと思う。撤去し忘れた店側の手落ちを晒した上で「昨日まではセールで安かったんですが、今日は定価に戻ってますので申し訳ありませんが…定価ということに」←ありがちな対応はこれ。店側が損をしない為にはこう伝えるのがベストな事かも知れません。が、この場合お客はかかなくていい恥をかいてしまった訳で「じゃ要らないわ」と怒って立ち去るか、もしくは「仕方ないわね」と人によっては嫌な気分で買って帰っただろう。しばらくは余所で買おうと思うかも知れない。事の次第によっては二度と買わない、来ないと決める人もいる。そう、誤った対応をすると人は離れてゆくのだ。クレームは付けないけど嫌な対応をされたり、嫌な事があったりすると人は黙って去りゆくのだ。逆にクレームを言わずにはいられない人種もこの世には存在する。ネズミちゃんも時としてこの部類に入る。が、物品や金品目的でクレームを付けたりすることはない。そういうクレームの際、持ってこられた手土産は扱いが二つに分かれる。お詫びの気持ちとして受け取る場合とどれだけ謝られても許さない場合は受け取りを拒否するのだ。許してなんかやるもんか!言い触らしてやる!だ。
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