携帯の機種変更

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さて話をド〇モに戻そう。窓口のお姉ちゃんが「3000円以下には出来ない、無理です」とキッパリ答えた事に対し納得できる訳がないネズミちゃん。しかも何故、0円になったのかはわからない…どんなものを適用してもありえない金額だと断言している。一ヵ月前にネズミちゃんを応対したのが、社員なのか派遣なのかバイトなのかは知らないが、彼は彼で0円と言われた事実を持っている。事の次第はどうやら『水かけ論』の装いを呈してきた。そしてこの時点で特筆すべき事は、店の責任者である店長が一度もネズミちゃんの前に現われていない事だ。4、5回席を外す窓口のお姉ちゃんは、何度も上(店長)に指示を仰ぎに行っているのだから不在ではない。後に登場する彼はこの時点で一度も姿を現わさなかった…責任者としてそれは御粗末な失態だと思う。1回の時点なら百歩譲ってわからないでもないが二回目以降、何度も登場のタイミングはあったのに窓口のお姉ちゃんがお伺いに来た時点で「私が応対に出よう」と何故ならなかったのか。颯爽と出れば、窓口のお姉ちゃんだって間違いなく頼れる上司と思っただろう。あくまで窓口のお姉ちゃんだけで応対させたのは『逃げ』の姿勢ではないのか。それともその程度の処理は簡単だろうと判断したのか?ここにド〇モショップの大きな甘さがあったのだ。この件でこの店長は従業員からの株を下げただろうし、自分の上の者からも大目玉を食らう結果になっていく。強気なド〇モに対して、怒りがピークに達したネズミちゃんは埒があかないと判断し「もういい!」と店を出て帰宅する。粗方の事情を私に語った後、寝起きの私がもそもそ動いてる横で彼は電話をかけた。かけた先はド〇モではない。親会社であるN〇Tの本部に電話をかけたのだった。日曜の昼下がり…お昼ご飯を食べる私の後ろでネズミちゃんが…静かに、淡々とN〇Tの方と話をしている。《あ~ぁ…買い物行く筈だったのにこれは出掛けられんなぁ~》とか思っていた私。30分ぐらいで電話が終わった。「N〇Tがド〇モの営業所に事実確認してから折り返しかけるって」「ふ~ん、そうなんだ」…しばらくした後、N〇Tから電話があり「今回はこちらの手違いによる事で不適切な対応があったことをお詫びいたします。今回に限り0円ということでお客様に提供させて頂くことになりました」と話がまとまっていた。そして、この後ド〇モから連絡を入れさせますという事だった。
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