携帯の機種変更《2》

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彼はバイクから落としたり、洗濯機で洗ったりと様々な方法で携帯に突然の別れを告げてきた。特に思い出深いのはP900シリーズを夫婦揃って買い替えた時。一台三万弱したが太っ腹にもドーンと二台買い替えた!何故、そこまでして購入したか?いやぁ…あれですよ、あれ!腐女子たる由縁ですよ(笑)FF7アドベントチルドレンのクラウドが使用しているのと同じ携帯だなんて、買うに決まってるじゃないですか!…実際にはアドベントチルドレンの発売がずれ込み、クラウドが自分と同じ携帯(黒)を持つ画像という萌えシーンを見ることが出来たのは、携帯を入手した時期よりかなり後でしたがね~(笑)当時の最新機種をドーンと二台までは良かったが、ここで手違いが起きた。私が黒でネズミちゃんが目立つオレンジの筈が、店側が間違えて私の番号をオレンジ、ネズミちゃんの番号を黒と登録してしまった。女性で黒は珍しいから間違えた…とかほざいとったが、申し込みの際には私も同行して書類を書いてハッキリ《黒》と告げている。友人のツテで行ったショップでの出来事だ。窓口のおばさんは頻繁にこういうミスをやるらしく今回もそうだったのだ。今回、怒り狂ったのは私だった(笑)クラウドと同じ黒(正式名称はクラウドブラック)じゃなきゃ意味ないわーい!明らかな店側のミスだし、番号を登録し直してくれればノープロブレムと思ってたら…違約金がいるという。は?何で私達が払うの?ふざけんな…と思ったね(笑)しかし、生憎と私は忙しく、またしても彼が登場することになった。彼も一応、被害者だしね?紆余曲折の末、当然のことながら違約金なぞ払わず、プランの開始期間も変えず番号を直してもらいました。紹介してくれた友人は最初、窓口のおばさんの言い分(後に嘘と判明)を信じ『ネズミちゃんが怒ってるらしいけど、このまま行くと裁判沙汰になるよ?裁判したらあんたらに勝ち目ないんだよ?』とまで言い切り赤ッ恥をかいた。おばさんの嘘…私と彼がその場で、この番号でこの色と記入した書類を受け取った際、チェックを始めた。「ご主人様が黒で奥様がオレンジですね?」おいおい、書類よく見ろよ!「違います。私が黒で主人がオレンジです」「あ…あぁ、そう。そうですね(書類見ながら)奥様が黒、ご主人様がオレンジで宜しいですね」おばさんが項目にチェックの丸を打っていく。これが後で問題の部分になる。「はい。そうです。番号はこれとこれで」
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