彼の名はネズミちゃん

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私の夫は同級生。こう書くと凄い長い付き合いに思えるが…実際は違う。私は彼とずっと付き合っていた訳ではないし、彼も私がずっと好きだった訳ではない。まぁ何だ…いろいろある訳ですよ(笑)ぶっちゃけ私は、彼の事をガキだと思ってましたし『男』と意識した事なんてありませんでした。チンケな男…ぐらいとしか思ってなかったのに人生、何が起きるかわかりませんね!紆余曲折の末、国も認める配偶者ですもん!…何か笑えてくる(笑)今、これを読んでるあなたも、すぐそばのチンケな男が何かの折りに意外な頼れる一面を持ってると知り『目から鱗』で驚く時が来るかも知れないんですよ??ちなみに私がそんな場面に出くわしたのは、チンケな男の烙印からザッと数えて10年ぐらい立ってからでしたけどね~(笑)細々と意味なく続いていた適当な友達付き合いの男(Hなし)が、ある日を境に意味のある男になる。なった。二人で夫婦になる紙を書いた。区役所へ提出しに行った。不動産屋の手違いが発覚して受理をしてもらえず(笑)受理されるのに三時間かかった。現皇太子夫妻より一年遅れて同じ結婚記念日となった(狙った訳でなくたまたま大安だったのが、この日だった!)あの日からもう10年以上の月日が過ぎた…。思い出は今も鮮やかに残る…。こんな出だしだとまるで、お亡くなりになった夫の話みたいですな。生きてます(笑)三年立ったら離婚すると言い続け、夫婦の危機も何度も迎え、新婚時に買って10年も乗ったマツダ車もあの世に行き、元気だった彼の両親が体の不調で仕事を止め、私の両親は何故か元気だが祖父を引き取り四苦八苦という様々な足跡を何か残したくて、昔の話や最近の話、思いつくまま徒然なるままに書いていくことにした♪彼をネズミちゃんと呼ぶのは、彼が私を名前で呼べずニャーニャーと呼ぶ裏返し…という訳ではない。イメージである。ドブネズミのような円らな瞳と長い睫毛をバサバサもつ男。気分で呼び名は好き勝手に呼ぶ。鳥さん、料理猿、ジン、〇〇君、おじニャン等…あだ名を付けるの好きなんですね(笑)向こうは向こうで私をドラネコ、ニャー、にゃんにゃん、おばにゃん…辺りで呼ぶ。ボキャブラリーが貧困なのは仕方ない。センスが欠落してるのも昔から変わらない。彼は今も昔も変わらず、ネズミちゃんだから(笑)愛するネズミ…これは私の携帯に登録してある彼の名前。愛してるのか?私…まぁそれは追い追い書いていこう♪
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