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だけど、だ。
「ほっほっほっ」
さっきからほっほっと笑うだけのこの餅は何なんだ!
「ほっほ」
だか一応こいつは…この学校の校長、らしい。
メタボ気味の体格に白い肌とぷにぷにとつまめそうな頬は正に餅を連想してしまう。
身長は180はありそうでむかつく…否、高い。
隣りにいる教頭が更に華奢に見える。
そんな俺の思考が分かったのか教頭は更に冷や汗をかいたようでわたわたしている。
ちょっとじろじろ見すぎたか、と思った時だった。唐突に、
ぽん、
「…?!」
「こっ校長…!」
俺の頭に手が置かれた。
そして、
「小さくてかわいいですねえ」
そう言って頭をなでまわしてまたほっほっほと校長が笑う。
ひくっ、と俺の作り笑いが引きつって、そんな校長横でひいっと教頭は小さく悲鳴を上げていた。
悪かったなギリギリ160で!
お前の高い身長だけでも十分コンプレックスは刺激されていたが…とどめを刺してくれるとはな。
ああもう…
何なんだ一体いいぃぃい!!!
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