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「うわぁ、もう二時なのか…。」
豪雨の中、凛とした雰囲気した感じの時雨が長髪をゴムで止めて、女一人で時計を見た。
二時にも関わらず外は闇に染められ豪雨の中、月光が雲を照らしていた。
時雨はとっくに過ぎたお肌のゴールデンタイムを気にしながら何時間も眺めた資料を見つめ直した。
「隊長、まだ帰っとりませんの?」
時雨は声鳴る方へ振り向くと自分のとは違う別の影があった。
「なんだ、かぐやじゃないか。」
時雨がぼやくとヌッと影が二次元から三次元に変わっていった。
「ども。」
影は着物姿の女に変わった。
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