271人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
剣豪達は九条に一斉に斬りかかっていた。だが、九条はその攻撃をかわして攻撃をした。カウンターというやつだ。1人ずつ数が減っていく。そして、最後の1人になった。
「最後の1人だな」
九条はその1人に槍を向けた。その1人は笠を深くかぶっていた。
「まず、笠を外せよ!」
九条は槍を思いきり振った。だが、そこには相手はいなく槍が風を斬る音だけが響いた。
「まだまだだな、坊主」
相手は九条の後ろにいた。九条はすぐに向きをかえ槍を構えた。
「お前!いったい何者だ!?」
「俺か。俺は谷 弁慶。槍使いだ。」
谷は親切に九条の質問答えた。
「坊主。お前、力は強いが槍の使い方はまだまだだ。俺が教えてやるよ。」
谷はそう言うと笠を外して槍で突いてきた。速い。原田の突きよりも速い。そして、強い。九条は間一髪で避けたが後ろにあった柱は粉々になった。
「なんてぇ突きだよ!こんなんくらったらやべぇなぁ!」
九条も突き返す。今度の突きは回転かけ威力も速さも増していた。
だが、谷は驚きもせずにその突きを槍で受け止めた。
「なんだと!?」
九条は驚いた。だがその瞬間、谷は九条の槍を払い攻撃をしてきた。九条は避けることができずに腹に当たってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!