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零番隊への依頼
零番隊が結成されて1ヶ月がたった。
「ひまだなぁ」
愚痴をもらすのは左京だった。
「確かに」
続いて九条も愚痴をもらす。
零番隊は1ヶ月間、見回りで見かける霊を斬るだけだった。
「そういや、海藤は?」
九条が饅頭を食べながら左京に尋ねた。
「また、訓練してんだろ」
左京は寝転がりながら言った。
海藤はそのころ近藤の部屋にいた。
「海藤、零番隊の仕事はどうだ?」
近藤ご尋ねる。
「最近は見回りで見かける霊を斬るだけですね。」
「そうか」
近藤は海藤の話を聞いて1枚の手紙を出した。
「これはさっき届いたばかりの手紙だ。読んでみろ。」
近藤は海藤に手紙を渡した。
「この頃、京では人が消えています。是非この謎を解いてほしい。」
手紙は簡単な内容だった。しかし、この出来事は今に始まったことではない。今から3ヶ月前、人が消え始めた。町の人々は神隠しと呼んでいた。
「山崎の調べでは町の外れの森に何かがあるらしいが結界のようなもので入れないらしい。そこでお前達の出番だ。引き受けてくれるか?」
近藤はあらたまって言った。
「もちろん!この依頼引き受けましょう。」
海藤は即決断した。
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