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消える未来の人々
あれから何日経っただろうか、夢だと思っても、携帯が形を変えたままで、現実に目の前にある。
携帯にメールが来た。
<何をしている、笹山純一が殺された>
と書いていた。
バカバカしいと思いながら、ニュースを見る。
「次のニュースです、今朝早く、××市の公園で、男性の死体が発見されました。男性の名前は笹山純一さん36歳…」
目を疑った、メールで書いてある人物が殺されている。
その時、メールがまた来た。
<これで信じてくれたかな。彼は生きるはずたった人間、しかし、彼が殺され、未来の彼の血筋の者は皆消えた。君が動かなくては、殺人者を捕まえる事は出来ない、何故なら、彼は時空を行き来する事が出来る。捕まえる前に、少しでも顔を知られたら君は死んでしまう。これだけは忘れるな>
頭が真っ白になった、非現実的な事が、目の前で起きているからだ。
しかし、半面楽しんでいる自分もいる、なぜなら、自分の力を発揮できる、犯罪者との未知の頭脳推理バトルが出来るからだ。
メールが来た。
<次は、長崎隆治(ながさき りゅうじ)だ。>
この時から、流と犯罪者との駆け引きが始まった。
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