第0章~プロローグ~

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「暇だ」 暖かい日差しが差し込む教室で魅白隼人は外を見ながらそんな事を呟いた。 ただし今は授業中なわけで……… 「プルプル………魅白……そんなに暇なら今言う文を訳してみろ……」 先生はお怒りな訳で…… 「“A trip to the moon is no longer just a dream.”……おいっお前聞いて」 「……『月への旅行はもはや単なる夢ではない』」 隼人は先生が言い終える前に答えを言った。 「………よろしい」 完璧な解答に先生も黙るしかなく授業に戻った。 隼人はまたつまらなそうに外を見た。 「何か面白いことはないものかね………」 そう言い隼人は眠りについた。
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