ー それはある日のデート中から始まった ー

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彼女と遊びに某鉄道の特急に乗った時の事…1つ目の駅に停車した時1人の女性が乗り込んできた 風貌は肌が白く容姿もスラッとしており白い服にパンツをはいている肩にかけたバッグは財布と小物しか入れていない雰囲気だサングラスをしているがそれでも綺麗な女性である事が分かる 最初は気にもしなかった… しかしその女はわずか10名にも満たない車両にも関わらず座らない いや…座ろうとしない しかもその女は何かにもたれようとも吊革をつかむ事もしないのにほとんど直立不動である 「何でこんな事をしてるんだ?」と思ったものの何者であるか思い出した 一応 周囲を伺うが女に関心を示す行動をする者はいない それを察した瞬間「日本の入管はザルか…?」女と車両を共にした運の悪さにため息がでる 目の前にいる車両で唯一座らない女は2001年5月に成田空港で某国の要人と共に拘束された女だ その数ヶ月後にノコノコと日本に入っていたのだ… 「マスコミは拘束された要人ばかり採り上げていたが工作船以降の日本をある程度警戒している某国ならば護衛をつける」それゆえに要人より共に拘束された女性に注意していたのだがイヤな正解である 覚えていた事がこんな事で役に立とうとは…
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