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流れゆく時の中
私たちはその中を泳ぐ魚のよう
決してその流れを止められない
どんなに永遠を願おうとも叶わない
まるで…流れに生まれ儚く消える水泡のように
その願いは…儚く、消えゆく
もし消えゆかないものがあるとしたら
それは私たちの記憶の中のほんの片隅に
古びた本のように…無いにも等しい存在の中
魂だけが記憶する…このかけがえのない、一瞬を
永遠がないからこそ世界は美しく、かけがえのないものに感じるのか
それとも美しくかけがえのないものだからこそ永遠に存在しないのか
答えは――――――誰も知らない
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