-真実-

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若干、上の空で入場した。 早速、入学許可で名前が呼ばれていく。 柚彌はじっと耳を傾けた。 『瀬田光博』 『はい』 『曽我雄二』『はい』 『蘇武元汰』『はいっ』 『只野晋』『はい』 『津田洋介』『はい』 『藤堂誠』  ・  ・  ・ ――まこと…? 藤堂..誠? 何でここにいるの? 尚倖さんの弟? 誠が? 柚彌は信じられなかった。 いつのまにか点呼は2組に移り、自分が呼ばれたのも気づかず次の人に言われて気づいた。 ――なんでここに誠が…?
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