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『柚彌…』
「柚彌」
肩を揺すられて、なんだかわからないけれど周りは夕方になっていた。
「えぇ?あれぇ…?もう家に着くぅ?」
「柚彌ちゃん、お寝ぼけはいけませんよ。
お前が寝てっからもう夕方!俺ン家ゎまた明日な。
ほらっかえっぞ。」
――え…?夢かぁ。
「はあ~、もっかい誠の告白聞いちゃったよぉーっ」
「はぃ?お前それあくびしながら言うなし。」
「ごめんごめんっ!
さぁ、帰ろうっ」
長い夢の中、でもホントの話し。
喪失しても、取り戻せるものがある。
―喪失―
END.
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