同じくテーマ告白……ファンタ爺

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同じくテーマ告白……ファンタ爺

今日俺は告白する。幼なじみのアイツに…… 放課後の屋上にアイツを呼びだした。少し時間を遅らせたからもうアイツは待っているだろう。 いつもの屋上へと続く階段が果てしなく長く感じる。生徒はもう下校時間で運動部の掛け声やブラスバンドの演奏の音だけが聞こえる。 自分の鼓動が聞こえてくるようだ…… アイツは俺を受け入れてくれるだろうか? 幼なじみという関係が心地よくていつもこれ以上の関係を進めようとするとはぐらかしていた馬鹿な俺を…… もう逃げないから聞いてくれ……俺の精一杯の気持ちを。 俺はお前が好きなんだ。誰にも渡さない! 震える手を押さえながら深呼吸をして扉を開く…… あたりは青白い光の炎が煌めき魔法陣が描かれていた。白髪の爺さんが目の前にいてこちらを驚愕の表情で見ていた。屋上ではありえない光景だ。 爺さんは口を開く。 「おぉ!勇者よ!!よくぞ現れた!!」 ……沈黙 「えと…………間違えました」 力いっぱい扉を閉めた。 バタン!!
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