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一八六八年、鳥羽・伏見の戦いにより戊辰戦争が勃発。
莫大な力をつけていく新政府軍に、つい十五代目将軍、徳川慶喜が江戸城をあけわたす。
しかし、そんな過酷な状況の中でも、諦めずに対抗し続けた藩があった。
それが会津藩。
新政府軍はこの会津藩を仇敵とし、武力を持って攻めた。
少年兵、白虎隊を含む大勢の犠牲者を出したこの争いを、人はのちに会津戦争と呼んだ。
これから始まるのは、そんな幕末の終焉を必死に生きた、ある青年と少女の物語である。
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