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話は少し逆上り、柊二が学校へ向かう途中のこと…
「よ~小僧またあったな。」
ガラの悪い男共が数人引き連れ柊二の元へやって来た。
「誰?あんたら。」
(…7人か。)
柊二は呆れたように呟く。
「ウチの組相手に好き勝手やっといて生きて帰れると思うなよ。」
「………で?」
「てめぇ!」
ジャキ
男は懐からバタフライナイフを取り出し切り掛かる。
それを柊二は慌てる事無く、左足をあげテコンドーの引っ掛け蹴りでナイフを蹴り落とし、そのままあげた左足で男のみぞおちに突き蹴りを繰り出す。
「グエッ」
男は後ろにいた男の所まで蹴り戻され、気を失った。
「コイツ…かかれ!」
(さすがに多いか?ほとんど獲物持ってるし…まっ大丈夫か)
柊二は男の獲物を左手で右に受け流しみぞおち目掛けて右フックを放つ。
そのまま前に出した左足を軸にして男の左にいた男の顔目掛けて右の後ろ回し蹴り。
「ゲェ」「ガハッ」
(あと4…)
「コイツ…死ねぇ!」
男はナイフを柊二目掛けて走りながらの突きを右跳び回し蹴りでナイフを蹴り飛ばし、そのまま空中で半時計回りに回転し左跳び突き蹴りで男の顔面を突く。
着地と同士に唯一獲物を持っていない男が右からかかってくる。それを上体だけ後ろに逸してよけ左足をまえにだし足を掛ける。
「ウワッ」
ズザッー
「ダッサ。」
柊二は口元をあげて嘲る。
「くっ…何者だよ…」
そこで柊二は殺気を放ちながら残る男二人を目で押し殺す。
「…まだ……やるか?…」
「ヒッ」
「………ふぅ、じゃあな。」
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