…エーテル…

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油断した。快楽に身を任せるなど俺としたことが… でもいきなり大ピンチだ。 こんなのありか? 異世界ファンタジーの定石ではこれから女の子を助けるんじゃないのかよ! …いかん、ダメだ…とりあえず落ち着け。 とにかくすぐ殺す気はなさそうだし、ここは素直に従っとくか 「分かった。で、どうすれば良い?」 「では、両手を後ろで組め。」 後ろで組んだ腕がなにかロープのようなもので拘束された。驚き反射的に勢いよく後ろを確認すると木のツルだった。 ………魔法か 柊二はゆっくりと後ろで腕を拘束された状態で膝をつき、女を見上げてゆっくりと喋り出した。 「…で、ここは何処だ?」
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