『客』

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ささいな事だけど、僕にとってはすごく嬉しかった😢 「もう大丈夫だから、わざわざありがとな。だからもう寝ていいょ😃また起きたら電話するからな😃」 「分かったよ➰気をつけてね➰バイバ➰イ」 確かに寝起きっぽい声だった。 僕は嬉しすぎて、悲しすぎてワケが分からなくなって泣いた。 罪悪感でいっぱいで…😢こんな泣き方は初めてだった。 だから焦って電話をきった。 それからアキに対する見かたが変わってきた。 アキから色んな優しさをもらって僕はだんだん辛くなってきた… ホストの僕と「客」のアキ。 アキの僕に対しての気持ちは、僕に伝わりながらも決して実らないもの。 実ってしまったら、僕とアキの「客」という関係が無くなってしまう。それだけはありえないことだった。 アキも分かってた。 でも……もお限界…。 僕は「ウソ」の好きじゃなく本当に好きになっていた。 僕にはアキが必要だった…店でしか会えないのが寂しかった😢 アキからもらった優しさを何倍も何百倍にもして、アキにあげたい。 アキのさびしい時、苦しい時、つらい時はそばにいてやりたい😢 いつまでもそばにいてやりたい😢 いつまでもそばにいたい……😢 僕はある日の仕事前にアキに電話した…
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