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千尋は前の方に座ってるだろうし、周りは知らない子ばかり。
話し相手がいないため、最高につまらない。
早く終わってほしいと思いながら、またウトウトし始めた。
まさにその時。
突然周りが騒がしくなった。
元々ざわついていたが、ここまでではなかったはず。
不思議に思い、顔を上げれば。
「あぁあぁぁああ!?」
思わず叫んでしまった。
ざわついていた体育館は一気に静まり返り、皆が何事だと言わんばかりに私に注目する。
だけど叫ばずにはいられなかった。
だってステージには、さっきまで一緒にいたあの男が立っていたのだから。
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