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「今度の新しい顧問なんだけどさ……って、聞いてる?」
親友の高橋悠(ゆう)が話し掛けてきた。
ここは悠の家で、悠の部屋。
萌たち三人は部屋に集まって雑談中だった。
「あ、ごめん……。」
「まあ、いいけど。どうせ翔のことでしょ?何?上手くいってないの?」
事情を知らない悠は萌に突っ込んだ。
「……別れようって言われた。」
「え!?」
「他に付き合ってる子がいるんだって……」
萌は泣きそうになるのを堪えて、絞り出すような声で答えた。
「そっか……。」
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