2月8日 Birthday

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自分の腕の中で慌てふためく彼女を見ていると、どうしようもなく欲しくなってそのまま唇を重ねた。 星野と違うキス、そして舌の動きに力が抜け、夜天に支えられる。 「…んんっ…////ふっ…や…てんくん…」 「クスッ…もしかして気持ち良くなっちゃったの?」 「!!////な、なんでこんな事するのっ!?」 「…教えない。無防備すぎるんだよ。何でも言う事聞くだなんて…。」 「あ、あたし…そーゆー意味じゃ…////」 「じゃあ、どーゆー意味?」 小さく可愛らしい桜色の唇に、もう一度口づけた。 クレープを食べていたせいか、甘くて…気がおかしくなりそうだ。 息苦しそうに、涙を浮かべる。 僕もまだまだお人よし…なのかな? ここまでしたくせに、これ以上は嫌われたくないと思って、やめてしまう。 「…夜天…くん?」 「もぉいいよ。今日は我が儘に付き合ってくれてありがとう。…早く星野の所へ行った方がいいんじゃない?きっとふて腐れてるよ。」 何で…?どうして、そんな寂しそうな顔をするの? そんな顔されたら、ほっとけないじゃない。
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