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自分の腕の中で慌てふためく彼女を見ていると、どうしようもなく欲しくなってそのまま唇を重ねた。
星野と違うキス、そして舌の動きに力が抜け、夜天に支えられる。
「…んんっ…////ふっ…や…てんくん…」
「クスッ…もしかして気持ち良くなっちゃったの?」
「!!////な、なんでこんな事するのっ!?」
「…教えない。無防備すぎるんだよ。何でも言う事聞くだなんて…。」
「あ、あたし…そーゆー意味じゃ…////」
「じゃあ、どーゆー意味?」
小さく可愛らしい桜色の唇に、もう一度口づけた。
クレープを食べていたせいか、甘くて…気がおかしくなりそうだ。
息苦しそうに、涙を浮かべる。
僕もまだまだお人よし…なのかな?
ここまでしたくせに、これ以上は嫌われたくないと思って、やめてしまう。
「…夜天…くん?」
「もぉいいよ。今日は我が儘に付き合ってくれてありがとう。…早く星野の所へ行った方がいいんじゃない?きっとふて腐れてるよ。」
何で…?どうして、そんな寂しそうな顔をするの?
そんな顔されたら、ほっとけないじゃない。
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