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自分でも分からない。だけど、あまりにも夜天くんが寂しそうで、切ない顔をするから…気がつくと、抱きしめてた。
「あたし、一人で星野の所へ行っても、意味ないから…きっと、待ってるから。一緒に行こ?」
何でだろう?まさか向こうから抱きしめてくるなんて思わなかったから?
いや、違う。
このコの心が凄く暖かくて…涙が出そうになったんだ。
そのままうさぎに手をひかれ、ライツのマンションへと向かう。
玄関のドアが開いた瞬間、星野が飛び出して来てうさぎを思いきり抱きしめる。
「きゃあぁぁ!////」
「おだんご~!大丈夫か!?何もされなかったか!!?」
「なっ、何もあるわけ…ないじゃない!(焦)/////」
先程の夜天とのキスを思い出し、顔がみるみる赤くなっていく。
嘘をついてもすぐにバレてしまう。
「何か…あったんだな?」
「ないってば!////」
「俺はな~おだんごの嘘なんてすぐ分かるんだかんなっ!」
「星野ってば、うるさいな~キスしただけだよ。」
言い合う二人の間に入ってきて、飄々と真実を話す夜天。
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