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二月九日…。
天気は曇り。
っといっても今は夜中の二時だから関係ないかなんて思いながらも俺は病室を抜け出した。
看護士さんたちにばれないように静かに屋上までの階段を駆け上がる。
本来、こんな時間には絶対に開いていない屋上なのだが僕の入院している病院の屋上のドアの鍵は古く強い衝撃を与えると簡単に開いてしまうという事を耳にした。
------ドンッ!!!
若干強い音になってしまい誰かが来ないかと冷や汗をかいた僕だがすぐさまドアを開け屋上に出る。
真夜中の屋上はまだ二月という事もありかなり寒く病院用のパジャマ一枚の僕には正直かなり堪える…。
そんな中、僕は白く染まった息を吐くと真上を見上げた。
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