10人が本棚に入れています
本棚に追加
刀を握っただぃちは魔物へとその刀を向け、構えた。
起き上がった魔物がだぃちに向かって迫って来た。
(そういえば、さっきの声はなんだったんだ?……てか、実際この刀でこの魔物を倒せるのか?)
なんだかうさん臭いような感じがしてきただぃちはちょっぴり不安になった。
その間にも魔物との距離が近づいて来た。
「やばっ、ちかっ。」
ふと我にかえっただぃちは、渾身の力を込めて刀を振るった。
その瞬間、刀を黒い霧のようなものが包み、だぃちは身体から力が吸い取られているような感覚に陥った。
しかし、構わずそのまま振り抜くと、とてつもない衝撃と共に魔物の身体が刀によって両断された。
だぃちは刀に力を奪われてしまった為に、魔物を斬ったと同時にその場に倒れてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!